「夜になると天井からカリカリ音がする…」
「キッチンで黒いフンを見つけた。」
「粘着シートで1匹捕まえたのに、また音がする…。」
このような相談で現場を見ると、多くの家で共通しているのが「侵入口が残ったまま」という状態です。
特に築40年以上の木造住宅では、建築当時と現在では建物の状態が変わっています。
経年劣化による隙間、リフォーム跡、配管周辺、床下、屋根裏など、ネズミが侵入しやすい場所が増えているケースも少なくありません。
つまり、ネズミを捕まえるだけでは問題は解決しません。
「どこから入っているのか」を見つけ、侵入口を塞ぎ、再発を防ぐところまでが本当のネズミ対策です。
私は不動産業界で28年以上、住宅を見続けてきました。
中古住宅・空き家・築古住宅では、屋根・床下・外壁・基礎・配管周りなど、建物の構造によって侵入しやすい場所が異なります。
この記事では、築40年以上の木造住宅で特に確認したい侵入口と、安全に再発を防ぐためのポイントを分かりやすく解説します。
ネズミの侵入口だけでなく、駆除方法・被害のサイン・DIY・再発防止・業者選びまでまとめて確認したい方は、「ネズミ対策完全ガイド|駆除・侵入経路・再発防止7つの鉄則」もあわせてご覧ください。
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築40年以上の木造住宅はなぜネズミが侵入しやすいのか

築40年以上の木造住宅だから必ずネズミが侵入するというわけではありません。
しかし、年月の経過によって建物にはさまざまな変化が起こります。
- 木材の収縮
- 外壁の隙間
- 基礎まわりの劣化
- 屋根の破損
- 換気口のゆるみ
- 配管周辺の隙間
ネズミは数センチ程度の隙間から侵入できるため、人が気付かない場所でも住宅内部へ入り込むことがあります。
さらに築年数が古い住宅では、過去のリフォーム工事によってできた隙間が残っていることもあります。
まずは「家のどこに侵入口がありそうか」を知ることが重要です。
ネズミが侵入しやすい場所① 床下・基礎周辺

木造住宅で最も多い侵入口の一つが床下です。
基礎と土台の隙間、床下換気口、配管が通る部分などは、ネズミが建物内へ侵入する経路になりやすい場所です。
特に古い住宅では、建築当時には問題がなくても、経年劣化や地盤の変化によって隙間が広がる場合があります。
外から見える穴だけで判断せず、床下全体を確認することが大切です。
ネズミ被害の原因から駆除・再発防止まで知りたい方は「ネズミ対策完全ガイド」もご覧ください。
ネズミが侵入しやすい場所② 配管・エアコン配管周辺

意外と見落とされるのが、配管まわりです。
給水管・排水管・ガス管・エアコン配管などが外壁を貫通している部分は、小さな隙間ができやすくなります。
新築時は適切に処理されていても、長年の劣化やリフォーム工事によって隙間ができるケースがあります。
市販のコーキング材で簡単に塞げる場合もありますが、配管の種類や建物構造によっては適切な材料を選ぶ必要があります。
ネズミが侵入しやすい場所③ 屋根裏・軒下・換気口

床下や配管だけではありません。
築40年以上の木造住宅では、屋根裏や軒下から侵入するケースも少なくありません。
特に注意したい場所は次のとおりです。
- 軒下の隙間
- 瓦のズレ
- 破損した換気口
- 屋根と外壁の取り合い部分
- 古くなった通気口
屋根裏へ侵入すると、夜になると「カリカリ」「ガサガサ」という足音が聞こえることがあります。
ただし、その音が必ずネズミとは限りません。
イタチ・ハクビシン・アライグマなど、別の害獣が侵入しているケースもあります。
天井裏の音から害獣を見分ける方法はこちら
DIYで侵入口を塞ぐ前に知っておきたい注意点

侵入口を見つけると、「すぐにコーキング材で塞げば安心」と思う方も多いでしょう。
しかし、ネズミがまだ住宅内に残っている状態で侵入口だけを塞ぐと、別の場所へ移動したり、さらに新しい出口を作ったりする可能性があります。
また、建物には換気のために必要な開口部もあります。
見た目だけで塞いでしまうと、建物本来の機能へ影響する可能性もあるため注意が必要です。
まずは、住宅内にネズミが残っていないか確認したうえで、適切な方法で侵入口対策を進めましょう。
自分でできるネズミ対策と、専門業者へ任せた方がよいケースを詳しく知りたい方は、「ネズミ駆除は自分でできる?DIYで失敗しない7つの鉄則」も参考にしてください。
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侵入口対策は「穴を塞ぐこと」ではなく、「住宅全体を確認して再発を防ぐこと」が目的です。
侵入口を塞いだ後も再発防止まで考える

ネズミ対策は、穴を塞いだら終わりではありません。
再発防止のためには、住宅全体を確認することが重要です。
- 新しい侵入口がないか
- フンが残っていないか
- 巣材が残っていないか
- 食品の保管状況
- 庭や床下にエサになるものがないか
一度侵入したネズミは、住宅周辺を安全な場所として覚えることがあります。
そのため、捕獲だけで終わらせず、建物全体を見直して再発を防ぐことが大切です。
ネズミ駆除から再発防止まで全体の流れを知りたい方はこちら
ネズミ被害が続くなら専門業者へ相談するタイミング

侵入口を確認し、市販品で対策してもネズミ被害が続く場合は、住宅全体を調査した方がよいケースがあります。
例えば、次のような状態では自力での判断が難しくなります。
- 何度駆除しても再発する
- 天井裏から毎晩音がする
- 侵入口が見つからない
- 床下へ入れない
- 屋根裏へ入れない
- フンや尿が広範囲にある
- 複数の場所から音がする
このような場合は、捕獲だけではなく、建物全体を調査し、侵入口の封鎖や再発防止まで考えた対策を検討しましょう。
住宅全体を調査して再発防止まで考えたい方へ
ネズミ被害は、目の前の1匹を捕まえるだけでは解決しないケースがあります。
侵入口の調査・封鎖・清掃・再発防止まで対応できるかを確認しながら、複数の業者を比較して選びましょう。
よくある質問
Q. ネズミは小さな穴から本当に入れますか?
はい。
住宅には配管周辺・床下・換気口・屋根まわりなど、思わぬ場所に侵入経路ができることがあります。
Q. 市販の忌避剤だけで解決できますか?
被害状況や建物によって異なります。
一時的に姿が見えなくなっても、侵入口が残っていれば再侵入する可能性があります。
Q. 古い木造住宅はネズミが入りやすいですか?
築年数だけで決まるわけではありませんが、経年劣化や過去のリフォームによる隙間など、確認したい場所は増える傾向があります。
Q. DIYで侵入口を塞いでも大丈夫ですか?
住宅の構造やネズミの状況によっては注意が必要です。
建物の換気機能に関わる場所や、ネズミがまだ屋内にいる状態では、自己判断で塞ぐことが適切でない場合もあります。
まとめ|築40年以上の木造住宅は「侵入口」を見つけることが最優先
築40年以上の木造住宅では、経年劣化や建物構造によって、床下・屋根裏・配管・換気口などにネズミの侵入口ができることがあります。
そのため、ネズミを捕まえることだけではなく、「どこから入っているのか」を確認し、再発を防ぐことが重要です。
この記事のポイント
- 侵入口は床下・屋根裏・配管・換気口などに多い
- 捕獲だけでは再発することがある
- DIYは建物構造を理解して行うことが大切
- 築古住宅ほど住宅全体の確認が重要
- 料金だけでなく施工内容まで比較する
ネズミ被害を繰り返さないために
侵入口が分からない、何度対策しても再発する、屋根裏や床下を確認できない場合は、住宅全体を調査してくれる業者を比較し、自宅に合った対策を選びましょう。
侵入口対策だけでなく、ネズミの駆除から清掃・再発防止まで順番に確認したい方は、ネズミ対策完全ガイドも参考にしてください。



